年末年始休業のお知らせ

2022.12.21

お客様各位

拝啓 師走の候 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

 

平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。

 

さて、弊社では年末年始にあたり、下記のとおり休業とさせていただきます。
期間中、お客様には大変ご不便をおかけ致しますが、何卒ご容赦いただきますようお願い申し上げます。

 

今年一年のご愛顧に心より感謝申し上げますとともに、来年も変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。

 

敬具

 


休業日:2022年12月30日(金)~2023年1月4日(水)

※1月5日(木)より通常通りに営業を再開いたします。

 

以上

 

株式会社Wellness&Aloha


兵庫医大NMN注射が血中脂質量を減少させることを示唆する研究結果を発表

2022.9.13

 

これまでにNMNの経口投与は安全性が実証されていますが、静脈内注射の安全性は未だ確認されておらず、日本国内のいくつかのクリニックでNMNの静脈内投与による臨床が推し進められているところです。NMNを直接血管内に投与すると、体の中心的な解毒器官である肝臓を経由しし、肝臓でろ過されなければ、NMNは心臓や膵臓、腎臓に障害を与える可能性があると懸念されていました。

 

この度、兵庫医科大学の後藤教授らは、NMNを注射した場合においても、安全に代謝され、中性脂肪(トリグリセライド)濃度が大幅に低下することを、Cureus誌に発表しました。

さらに、NMNの血管内投与により、長寿を促進する分子であるNAD+の血中濃度が約20%も上昇することが判明。NMNの経口摂取では、NMNが血中トリグリセリドレベルを低下させることは知見されていなかったが、血管内投与においても、NMNは安全に代謝され、中性脂肪レベルを低下させるのに役立つ可能性があることを示したとしている。中性脂肪の上昇は、脂肪肝疾患やII型糖尿病と関連しているため、NMN注射は、これらの加齢に伴う疾患に対抗する方法になり得ることが期待されます。

 

後藤教授らの研究チームは、“NMNを静脈内投与した場合、中性脂肪値を下げるなど、経口摂取はない利点が得られる可能性があり、今後の研究では、NMNの静脈内注射が、筋肉の衰え、インスリン不感症、皮膚などの臓器におけるNAD+レベルの低下など、加齢に関連する状態にどのように影響するかを調べる必要がある。さらに、NMN注射の効果は、より長い期間にわたって測定していく必要があります。”としています。

 

【出典】

Kimura S, Ichikawa M, Sugawara S, et al. (September 05, 2022) Nicotinamide Mononucleotide Is Safely Metabolized and Significantly Reduces Blood Triglyceride Levels in Healthy Individuals. Cureus 14(9): e28812. doi:10.7759/cureus.28812

 

 

【医療アドバイスの免責】

当Webサイトの利用者は、自身の医療、治療、健康管理に責任を負うことを理解し、認識しているものとします。当Webサイトで提供されるコンテンツはすべて情報提供のみを目的としており、独立した専門的な医学的判断、助言、診断、治療に代わるものではありません。コンテンツは、Webサイトの利用者が従うべき標準治療を確立することを意図したものではありません。当Webサイトの利用者は自身の健康に疑問や懸念がある場合は、必ず医師または有資格の医療従事者の助言を求めるべきであることを理解し、認識するものとします。また、Webサイトに掲載された情報やWebサイトを通して配信された情報を理由に、医療や標準治療に関する医師のアドバイスを無視したり、受診を遅らせたりしてはならないことを理解し、認識するものとします。


ホームページ開設のお知らせ

2022.7.19

 

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素より弊社に関しまして格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 

この度、株式会社Wellness&Alohaは、

人生100年時代の健康寿命を支える革新的ヘルシーフード“SLIM BALANCER(日本語表記 スリムバランサー)”の卸販売店・代理店等、事業者様向けのWebサイトをリリースいたしました。

 

弊社からのお知らせや商品に関する最新情報に加え、NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)に関連する世界の調査・研究状況などにつきましても、本サイトを通して積極的にお伝えできればと思っております。是非お役立てください。

 

今後とも、より一層のご活用をくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

敬具

 

株式会社Wellness&Aloha

代表 山手麻起子


NMNが卵子の質(老化)を回復させ妊娠力を高める

2020.3.22

NMNが加齢に伴う卵子の質と妊孕力を顕著に向上させる研究結果

 

女性の加齢による妊孕力(にんよう力:妊娠できる能力)の低下の主な原因は、“卵子の質の低下”と言われています。妊孕力は、20歳代前半がピークで、20代後半から徐々に衰え始め、30代後半で急速に低下します。

 

卵子の元になる卵母細胞は、女児がまだ母体内にいる胎生5ヶ月頃に最も多く、約700万個作られますが、生まれる頃には100~200万個になり、初潮を迎える頃には30万個、妊娠できる時期には10~30万個まで減少します。37~38歳で2万5千個以下になると卵胞数減少の加速期に入り、その後の十数年で1000個以下となり、50歳前後で閉経を迎えます。

精子と異なり、卵子は女性の生涯の間に新しく作られることは決してありません。

 

30代後半になってもまだ数万個もあるのかと思うのは、早合点です。

卵胞は、毎月1つずつ発育するのではなく、1000個位が月経と関係なく育ちはじめ、80日ほどかけて成熟してきたもののうち、月経周期と一致する都合のよい大きさの卵胞が1個だけ選ばれて排卵し、残りは閉鎖卵胞となり消滅していきます。すなわち、卵子は毎日30~40個、1か月で1000個ずつなくなっていきます。

 

このように、加齢に伴い数が減っていくことに加え、排卵されるまでの非常に長い期間、卵巣内で様々なストレスにさらされ続け、いわゆる”卵子の質の低下”が起こると考えられています。

妊孕力が、母体の年齢ではなく、卵子の質によるところが大きいとされる理由の裏付けとして、年齢の若い女性から卵子提供(ドナー)を受けると、加齢に伴う妊娠率・生産率の低下は見られなくなることが挙げられます。

 

下のグラフは、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が、2020年に発表した「ART(生殖補助医療)生産率」です。

患者自身の卵子を用いた場合(オレンジ色)と若年女性からの提供(ドナー)卵子を用いた場合(紫色)が示す生産率からもわかるとおり、患者自身の卵子を用いた場合は、年齢の増加に伴い生産率は低下しますが、ドナー卵子を用いた場合は、年齢による生産率の低下は認められません。

加齢にともなう妊娠力の低下は卵子の質に問題がある

出典: CDC, 2015, Percentage of Embryo Transfers That Resulted in Live-Birth Delivery, CDC,https://www.cdc.gov/art/reports/2020/summary.html.

 

 

「卵子の質」とは、具体的には、以下のようなことがあげられます。

〇 卵子の減数分裂の異常( 染色体異常の卵子が増える)

〇 卵子細胞質でのミトコンドリア機能低下( エネルギー産生が低下し発育不良に)

〇 細胞内の酸化ストレスの増加(活性酸素の増加)

〇 染色体末端のテロメアが短縮する(細胞分裂が停止)

 

 

加齢に伴い卵子の質の低下が起きていることは様々な事実から明らかですが、卵子が老化する詳細なメカニズムについては、現在のところまだわかっておらず、「卵子の質」の改善を試みることは非常に難しいとされています。

 

 

そんな中、一筋の光明となる研究結果が発表されました。

 

オーストラリアのシドニー大学とクイーンズランド大学の科学者、そして老化研究の権威であるハーバード大学のデビッド・A・シンクレアらは、ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド(NAD+)レベルを上昇させることで、加齢による女性の生殖能力を回復・維持する有効かつ非侵襲的な方法を提供できる可能性を実証しました。

 

実験のポイントは、

  1. 加齢に伴い卵母細胞でNAD+が減少し、不妊や卵母細胞の質の低下に寄与しているのか
  2. NAD+前駆体のニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)による治療によってこれを回復させることができるのかどうか

というものです。

 

実験は、ヒトと同様、卵子欠損により生後8ヶ月頃から生殖能力が低下し始めるマウスにNMNの入った飲用水を4週間にわたって摂取させる方法で行われました。

老化したマウスの卵母細胞では、若いマウス(4〜5週齢)と比較してNAD(P)H(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸:還元反応を触媒するのに用いられる補酵素)レベルが低下し、NMNの摂取により老化したマウスの卵母細胞でNAD(P)Hレベルが上昇することがわかり、また、この傾向が卵母細胞だけでなく、卵巣組織全体にも関与していることが明らかになりました。

 

実験では、NMNの投与(経口)により、以下の結果なども得られています。

〇 正常な染色体をもつ卵母細胞の割合が著しく向上

〇 高脂肪食を5~6カ月間与えた肥満動物の卵子収量を増加させる

※肥満は不妊症やNAD+レベルの低下をもたらす生理学的課題を抱えている。

〇 内細胞塊の大きさが改善され、NMNの投与期間が長いほど、より顕著に改善される

〇 初期胚(胚盤胞)の細胞数が改善され、体外受精後の着床が成功する

 

 

研究者たちは、

“These findings suggest that late-life restoration of NAD+ levels represents an opportunity to rescue female reproductive function in mammals.”

(これらの結果は、晩年期におけるNAD+レベルの回復が、哺乳類における女性の生殖能力を救済する機会を与えることを示唆しています)

と締めくくっています。

 

論文のフルバージョン(英語)は、下記からご覧いただけます。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2211124720300838

 

 

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